過去問について
私は直前期から過去問で実践感覚を養う、知識確認、試験傾向の把握をしていました。
具体的には、監査6回分、管理&財務11回分をCランク以外ほぼ完ぺきにしました。(企業は1問1答と集トレで過去問の演習量は十分だったので、アプリの過去問を解く以外には、特に単独で過去問対策しませんでした。)
2015年Ⅱ回短答式は全体的に過去問の類似問題も多く、かなり得点に繋がりました。
次回以降どのような傾向になるか不明ですが、やって損はないです。ただし、復習まで含めると時間がかかるので、きちんと計画的やった方がいいです。
真剣にやるとかなり時間のかかる過去問ですが、
実際に私が使用した過去問を効率よくやるための教材としては
・CPAの有料過去問スマホアプリ(隙間時間に使え、コスパもいい)
・市販の過去問(科目毎にばらして使いました)
・ICOの科目毎の過去問(財表のみ購入、改正論点も反映済)
を使っていました。
過去問がそのまま出るとは限らないし、答練でやった論点も多いため、過去問にいかに時間をかけずに完ぺきにするかを意識しました。
そして解説を読んで理解できないものはすぐテキストかネットで調べ、ミスノート、テキスト、付箋に書き込み反映しました。
さらに何回転かすると出題傾向や自分の弱点が見えてきます。そこを重点的に他の問題集などで復習すれば得点も安定してきます。
また合格する受験生は過去問と同じような問題はほぼ確実に正当するので絶対に落とせないですし、問題を解く上で時間をかけては行けません。
過去問対策をやらないで合格する受験生もいますが、それは私の場合でいう企業法を単独で過去問対策をやらなかったのと同じ理屈だと思います。つまり専門学校の問題集や答練で過去問対策済みだからやらないということだと思います。本来はそれが理想です。しかし実際に一回過去問を時間はかって解いてみてください。財務であれば8割を安定して取れるかと言われたらほとんどの人は取れません。その理由の一つは専門学校の問題を機械的に解いている受験生が多いことだと私は思います。短答本試験は基本的に知識型の問題で思考型の問題は少ないです。そのため問題自体は優しくとも単純なひっかけやケアレスミスを誘導するような問題を使って正答率を下げてきます。しかし、ひっかけや誘導はパターンがある程度決まっています。過去問をやればその対策は可能です。レベルアップ答練やポイントアップ答練等では論点の復習中心になり、ひっかけ等対策はしにくいと思います。また試験委員と専門学校の講師とが出したい論点というのは多少ズレもあると思います。さらに過去問であれば、LEC以外の予備校も対策しているという安心感もあります。
ぜひ過去問を解いてみてください。
補足
各ツールのURLと値段を張っておきます。
・CPAの有料アプリ http://app-liv.jp/633270151/ 600円
・市販の過去問公認会計士試験 短答式試験 過去問題集 2016年度 2700円
・ICOの科目毎の過去問 http://www.ico-school.com/kaikei/tanhon/tanhon.html
(財表)3000円or3500円
では
ポイントアップ答練について
LECの短答対策の答練です。この答練の位置づけとしては知識確認や本番の感覚を養うこと等ですが、
私は復習用教材として主に利用していました。
さらに復習していた教科は企業法と財務会計論のみで、あとは解き捨てていました。
ポイントアップ答練の管理監査を解き捨てた理由としては、
・得点戦略が企業財務8割以上、管理監査は6割前後だから(おそらくこれが王道)
・論文式試験対策も同時並行で行うため(5→8狙うため)
・管理監査のポイントアップ答練の難易度が高い(復習に時間がかかる)
・管理監査は1問1答や問題集で十分な演習量があるから(消化不良を防止)
・実践経験なら過去問で十分養える(また過去問は本試験にでたら合格する受験生は必ず取ってくる)
・管理監査は本試験の難易度のブレが大きい科目だから(対策がしにくい)
が挙げられます。
実際、管理監査を解き捨てる理由としては短答式の得点戦略による所が大きいです。
企業法は財務が完成(7割以上取れる)していればポイントアップ答練は1か月前にまとめて解いても余裕で間に合います。
また管理監査はポイントアップ答練の代わりに過去問を解いても十分6割前後は狙えます。しかも過去問の方が圧倒的簡単です。
やはりこの試験は財務が200点満点であり、一番比率が大きく重要です。
また本番で財務160点取れて不合格になった人を私は見聞きしたことがありません。
逆に財務以外7割超えて落ちた人は私の周りにも結構います。
確かに全科目7割以上の得点を目指すのであれば全科目のポイントアップ答練の復習は必要です。
でもそれはかなり負担が大きいです。
時間との兼ね合いもあると思いますが、短答が財務ゲーである以上は、まずは財務を安定して7割以上取れるまでは他の科目のポイントアップ答練は解き捨ててでもいいとおもいます。
最後にひとつ注意点としては今回の記事はあくまで私に当てはめた場合です。
つまり目指すべきところは財務は7割以上がMUSTという点は変わりませんが、他の科目は得意なものから潰していくといいと思います。
得意科目であれば復習に時間をかけずに点数を伸ばしていけるはずなので、費用対効果はいいと思います。
私は財務以外で点数を安定して見込める科目かつ復習しやすい科目が企業>監査>管理という順番だったため結果的このような戦略となりました。
もし管理が得意であれば復習にも時間がかからないと思いますので、ポイントアップ答練を回すのもありです。
あくまでも個人の得点戦略で回すべき教材も変わってくると思いますので気をつけて読んでください。
以上です。
補足
他校の模試を解くべきか悩むと思いますが、私は解きませんでした。正直どちらでもいいと思いますが他校の模試の結果に一喜一憂するのであればそんな無駄な時間はないので解かない方がいいです。短答4科目についてLECの教材は最強ですので、自信を持って教材を回しまくってください。
し~ゆ~
ミスノートの作り方
ミスノートを作ることで復習を効率良く行うことができます。
作らなくても受かる人もいますが、それは復習の仕方がうまい人や記憶力がいい人です。
特に復習の仕方がわからない人や記憶力に自信がない人はミスノートを作成することをオススメです。
まずミスノート作成上の使用したツールは以下の4つです。
- 青ペン(ボールペン2種類、マーカー2種類)
- A4サイズのノート(見開きで情報をより多くするため)
- 線が引けるもの(A4ノートの片面を3つに分けるため)
- 付箋(追加書き込みや強調事項のため)
青ペン書き殴り勉強法という本のタイトルだけ知っていたので青ペンでミスノートを作成していました。黒いボールペンも試したのですが、若干青い方が見やすかったので青を使いました。
A4サイズをそのまま使用すると読むのが大変なので、一行あたり8~9文字になるように線を引きました。
次にミスノート作成上のポイントは以下の4つです。
- 字は読めればよい(できるだけ早く書くことを意識)
- 必ず書いた時はミスしたページ数も書く(二重に書くことを防止するため)
- 短答、論文合わせて2冊まで(見返すのが大変だから)
- 理論は試験2ヶ月前に作成する。計算は3回転してもミスする論点から作成する。
- 覚えたり、間違えなくなったものには✖をつけて見ないようにする。
書く内容はミスした点や曖昧な点なら何を書いてもいいと思います。
ミスノートには、合う合わないありますが、復習がうまく行っていない人は作ってみることをおすすめします。
以上です。
補足
分厚い1問1答やテキストや答練をいちいち見返すのは本当に大変でした。(´;ω;`)ミスノートを作ることでかなり負担軽減できました。
後私の試したい方法としてはスキャンしてタブレットでみるという方法なんですが、今年論文落ちていたらやってみたいと思います。ただ、コストや手間がかかるのが難点でそれを上回る利益が得られるのか正直疑問ですね。誰かやってる人いないかな~
あとLECの弱点は租税法と経営学です。また今後書くと思いますが、論文へ進む方々は注意してください。
し~ゆ~
パワーアップ答練について②
計算の学習時間はこれからの時期どんどん減ると思います。
しかし、質を維持して時間を減らすというのは結構難易度高めです。
パワーアップ答練をうまく活用することで実力維持しつつ時間短縮を図ることができると思います。そこで参考として私の使い方を具体的に紹介します。
私のパワーアップ答練の使い方(あくまで参考)
・背表紙裁断する(できない論点だけまとめるため)
・初見でできた問題は解かない(ただしポイントアップや過去問でミスしたら見直す)
・解けるようになったかどうかの判断は、2週間後に解けるかどうかで判断する。
・1回転目はミスしても気にしない(解ける問題と解けない問題を区別するイメージ)
・日付となぜミスしたかを一言でノートに簡潔にまとめる。(毎日見る)
以上、このような使い方をしていましたが、115問全てをこの方法でやることは、あまり現実的ではないです。私も4分の1の問題は最初から切っていました。
(ただし、パワーアップ答練で切ったという話であってポイントアップ答練や過去問で出たものは解いた論点もあります。)
それでは、私が一切解かなかった問題を参考として挙げてみます。
パワーアップ答練①
・退職給付制度の終了
パワーアップ答練②
・税効果(出てもできない場合が多い)
・四半期(理論対策のみでOK)
・会計上の変更及び誤謬の訂正(ポイントアップや過去問で十分な演習量がある+理論問題として重要な論点)
パワーアップ答練③
・成果連結の応用(出ても解けないから)
・間接所有の子会社(出題実績ないから)
・個別、連結CF(ポイントアップ答練や過去問で十分な演習量あるから)
パワーアップ答練④
・セグメント情報(出題実績少ない)
・逆取得(マイナー論点)
パワーアップ答練⑤
・委託販売(出題可能性低い)
・税金関連(まず出ない)
パワーアップ答練⑥
・本支店会計(過去問やポイントアップ答練で十分な演習量があるから)
・製造業会計、本社工場会計、一株当たりの当期純利益(出題可能性が低いから)
以上です。
実際解くと決めた論点の中で本番1週間前までにできない問題は5問くらいあったのですが、どうせ本番で出てもできないと思い、それは切りました。
できそうな論点をいかにできる論点にするかが割と大切です。ただし、論点ごとに問題演習量が大切な論点(短答プロパーや連結等)や理論的な理解が大切な論点(企結やリース等)が異なるので見極めが必要ですが、いずれにせよ問題量をこなすという作業は必要だと思います。
補足
特商は私はやりましたが切ってもいいと思います。解くとしても優先順位は低めでいいと思います。
論文式試験受けてきました。
合格発表
番号ありましたーホッとしました!
2015年第二回短答式結果&傾向と対策
2015年第二回短答式受験された方はお疲れ様です。
私は明治で受けてきました。
自己採点をした結果
企業法73
管理会計論61
監査論94
財務会計論162
合計390(78%)
今回の感想
前回と比較して企業以外易化したと感じました。
なので、おそらくボーダーは上がると思います。
しかし、分母自体が少ないことや、ツイッターやブログで点数公表している人たちは基本的に合格点到達した人なので、ボーダー70以上にはならないと思います。
そして今回の傾向は、
全体的に過去問からのやきましが多かったです。
今後どのような傾向になるか不明ですが・・・
しかし、実際過去問対策をどのようにやるかはものすごく悩ましい問題だと思います。
LECの一問一答の過去問だと、私の場合すぐ答えを見てしまい考えないため、企業法以外は確認用に使って回すことはしませんでした。やはりそこが一問一答の最大の弱点だと思いますが、それを理解して使用するのであれば、良い教材です。
私の対策としては市販のTACの過去問を購入したり、ICOの過去問の教材を購入したりしてしました。
各科目の対策
企業は一問一答+気になる所をlecテキスト確認+ポイントアップ答練
管理はlecの論文問題集レベ答+過去問(11年分)+lecテキスト読み込み+一問一答
監査は集トレ+ベーシック+過去問(6年分)+気になる所をlecテキスト確認+
監査基準暗記
簿記はレベ答+パワ答+ポイントアップ答練
財表は集トレ+ベーシック+過去問(11年分)気になる所をlecテキスト確認
問題集は暗記するくらい回しました。
論文受ける人は一緒に頑張りましょう。
最後に、財務は理論が多めになりました。次回以降どうなるかは不明ですが、計算の重要性は下がったとはいえ、計算固めることが合格への近道だと思います。しかし、やはりパワーアップ答練は費用対効果が悪いですw以上です