LECや大原の公認会計士講座を受講して思ったこと

LEC生の会計士講座活用法など、LEC以外の人も興味があれば読んでください。

自炊(テキストの電子化)について

自炊(テキストの電子化)について


今回の論文式本試験に向けて私は新たな試みとして、iPad Air2を購入してテキストを自炊(電子化)して勉強をしていました。


そこで自炊について興味ある人は意外と多いんじゃないかと勝手に思っているので、実際にやってみた感想をこれから数回に分けてつらつら書いていこうと思います。

 


まずは結論としては、

 


『自炊は教材を選ぶ』

 

 

と私は感じました。

 


どういうことかというと、読むためのツール(インプット)としては、不向きです。


ただ、問題を解くためのツール(アウトプット)としては及第点と言った感じです。


なぜ読むためのツールとして、不向きなのかというと
1. とにかく目が疲れる。(=長時間は読めない)
2. ソフト(アプリ)が微妙(私のリサーチ不足なのもありますが)
3. 検索機能があてにならない
4. 書き込みが手間
5. 単純に読みにくい(=そもそもテキストが電子化を想定していないため、見開きに対応しなかったりや空白のページが邪魔になる)
が主な理由です。


そして、アウトプットのためのツールとしては、及第点の理由としては、
1. コスパは若干悪い。(また記事にします)
2. 下書きを別にノートに書き残し、またそれを探す手間がかかる。もしくは自炊前に一回下書きを問題集に書いてから自炊する必要があり、入念な下準備が必要。
3. 問題集系はいいが答練系は編集が大変(=はっきり言って大原の教材には不向き、LECの問題集系の教材にしか適さない)

といった感じです。


やったことある人ならわかってくれると思うのですが、うまく伝わっているか微妙ですね。


とにかく費用や時間面からも安易に自炊するという考えは避けた方が個人的にはいいと思います。


次回は具体的にかかった費用や時間等を書いていければいいなと思います。


では。

勉強法とは

巷にはいろいろな勉強法があり、本やブログでもたくさん紹介されています。

 


私のブログでは、教材を使ってみた感想やこれまでの経験を踏まえて便利だと思ったものを紹介することを中心にし、あえて勉強法というものをぼかしています。

 


それは勉強法というものは人によって必要性も方法も全く異なるからです。

 


仮に合格に必要な要素を大まかに分類したら
① 時間(金銭的問題も含む)
② 能力
の二つであり、勉強方法は含まれません。
それはこの分類の中に、個人の勉強できる時間にあわせた勉強方法または個人の能力に合わせた勉強方法という感じで①と②の中に勉強方法は組み込まれているからです。

 


また勉強の進捗度合いや環境、運、等々によって求めれる勉強方法1日ごとに流動的に変化しています。(集中できる日できない日、好不調の波等によって勉強法も変わると私は考えています。

 


そのすべてにあった勉強法というものは自分で考えて見つける以外には存在しないですし、本人以外正解はわからないと思います。

 


もし現時点で自分にあった勉強法が見つけられていないと感じている人は、まずは自分を知ることから始めると良いと思います。(あくまで客観的に、過小評価も過大評価もダメです。)

 


例えば、携帯のアプリやメモやカレンダーにこの日はよく集中できたから◎をつけたり、絶不調または絶好調の日の室温や天候、着ている服をメモしたり、気づいたことを何でもいいからメモしてみてください。

 


記録が溜まっていくうちに一定の傾向が見えてきて、その日にあった記憶方法(不調の日に暗記したものは次の日も復習しようとか)や問題の解き方やヒントが見えてくると思います。

 

 

これらを記録して簡単に見返すようにするのは割と大変なので、私はこれらの記録をスタディプラスというアプリでやっていました。

 


ここまで長々と書きましたが、今回のブログは結局はスタディプラスの紹介になってしまいましたね。

 


受験生仲間が少ない方もスタディプラスを活用することで周りがどれくらいやっているか等参考になりますし、質問したら具体的にわかりやすく返ってくるのでオススメです。

 


では。

買ってよかったLEC単科講座ランキング

今年は大原の論文コースを利用しつつ、LECの講座を単科で利用していました。

 

その中でも買ってよかったものや、買って後悔したものもありました。

 

それをランキング形式で紹介したいと思います。

 

まず買って良かったと思ったものは

 

4位、池邉式 論文理論対策講座 管理会計論 

・値段 20,000円

・ボリューム多め

・内容 グレードアップ講座の要点をコンパクトにまとめたもの

・感想 内容がかなり濃く、ある程度理解してる人向けであり、向き不向きがある。論点が100以上あり、全て理解しようとすると時間がかかるため、取捨選択が必要となる。

 

3位、パワーアップ答練

・25,000円

・ボリュームかなり多い

・内容 簿記の個別問題集

・感想 本ブログの他の記事で紹介した通りで、量が多いので取捨選択が必要となる。

 

2位、グレードアップ答練管理会計

・26,000円(ヤフオク利用時7,000円)

・ボリューム多め(理論のみ利用した場合は少なめ)

・内容 論文答案練習用(私は理論のみを復習用教材として利用した。)

・感想 私は理論のみ利用したが、池邉式 論文理論対策講座が不要になるくらい良問揃いで管理をそこまで時間かけられない人はこれだけやれば、理論で大原生に負けることは(模試では)ありませんでした。

 

1位、経営学過去問レビュー

・5,000円

・ボリューム普通

・内容 H18〜27年の過去問解説+レジュメ

・感想 レジュメもよくまとまっているし、やらなくていい問題や傾向をわかりやすく解説されていて、目から鱗でした。経営学に苦手意識のある人にはオススメです。値段的もかなり良心的だと思います。

 

 

以上が買って良かったLEC単科講座ランキングでした。

 

私自身、苦手科目を補う目的で購入したのですが、これらの4講座はとても満足度が高かったです。

ヤフオクやメルカリを利用することで、半額程度で購入できることもあり、金銭的な制約がある人にはオススメです。(再度それをヤフオク等に出品すれば6割くらいは回収出来ます。若干手間はかかりますが...)

 

次の記事で買って後悔したLEC単科講座ランキングを発表します。

 

では。

 

 

 

 

 

平成28年度論文式試験を受験してきました。

お久しぶりです。

遅れましたが、平成28年度論文式本試験を受験してきました。

 

去年就活したので、今年は就活しないことにしたら想像以上暇だったので、ブログを再開したいと思います。

 

まず科目毎のできを簡単ですが、報告したいと思います。

監査論→◎

租税法→◎

管理→△

財表→◎

簿記→×

企業法→△

経営学→△

 

前回落ちた経験からいうと、今回も多分、合格は厳しいと思います。

 

原因はいろいろありますが、合格発表後に答案開示をして参考にしていきたいと思います。また開示した答案をブログにもアップしてなぜ合格できないかを解説していければと思っています。

 

監査論と租税法が科目合格してればいいな~くらいの気持ちで合格発表を待ちたいと思います。

 

 

補足

今回の論文式本試験では1科目に付き最大1時間半もの時間が答案回収に費やされました。その間受験生は机上のものには触れてはならず、寝る以外なにもできない状況でした。(東京)

そして次回の短答式本試験でも答案回収時間が長引くことが予想されます。その場合、休み時間等が短くなり、次の科目の準備時間が減りますので、それを頭にいれて本試験に臨んでいかなければならないと思います。

つまりテキストを読むとかではなく、ノートにまとめたものを眺めるとかそういう準備ができる受験生が心理的にも有利になってくると思います。

 

論文でも短答でもやはり本番に強い人というのはかなりのアドバンテージになります。ただ逆に本番に弱いと分かっていれば、それはそれで対策(本試験と同じ時間に同じ科目を解くという訓練を2週間毎日する等)していくことができるため個人的には対応できる範囲内のことだと考えています。

 

では。

 

 

監査を6割以上とるために私がやったこと

監査論は管理の次に難易度が安定しない科目です。

 

そのため、私は短答式での監査論の目標得点を6割以上としました。

 

6割狙いなら、監査で余った時間を戦略的科目である財務会計論に注げると思ったからです。

 

短答直前期の具体的な対策として

 

  1. 監査基準暗記(監査の目的、一般基準、実施基準、報告基準、特別目的)
  2. 監査基準前文読込(改正で読まなくいい所もあるため、短答問題集や過去問で出題された論点に線を引き、そこを中心に抑えると効率的です。)
  3. 過去問を完璧にする
  4. 短答問題集や過去問のミスした肢とテキストを照らし合わせる。(よくミスする肢はミスノートに書き込む)
  5. 法令関連等はテキストのまとめの図をコピーして何回も見直ししました(短答問題集や過去問には線を引き出題のされ方を押さえて見直すとお頭に入りやすいです。)


ちなみに私は、短答直前期まで論文の学習(講義や問題集を使用)をしていました。

 

論文の学習は短答の実力維持にも役立ちますので、もし今回の12月短答がダメでも迷わず、5月短答直前期まで論文対策するのがお勧めです。

 

後、確かに論文の学習は短答の実力向上にもある程度役立ちますが、合格する実力があればほぼ実力維持がメインになってきますので、現時点で論文の学習やっていなくても、大丈夫だと思います。

 

また具体的な対策としては書きませんでしたが、内部統制監査は必ず1~2問でますし、配点も高めに設定されているため落とせない問題が多いです。

ただ、私の場合は内部統制監査が得意な論点でした(ちなみに実施論が一番苦手でした)ので、頼みの綱にしていましたが、もし内部統制監査が苦手でも実施論等でカバーしていければ6割余裕で超えるかと思います。

 

 

補足

監査論は本番で1問ミスでした。

6割以上取れたのは運、ラッキーでした!!!

ただ、このラッキーの意味は6択を勘で当てたという話では無く、勉強した肢が出たからこそ正解できました。やった所から出たから94点も取れたのです。

なので、これからはやった所を確実に正当できるようにすることを意識して学習するように心がけてください。

そのために私はミスした肢をテキストで押さえてさらによく間違えるものは、ミスノートに書き込んで重層的に学習しました。

 

では。

一問一答+α

私の場合、LECの一問一答を使用した教科は管理会計論、企業法のみです。

 

財務会計論と監査論は市販の問題集を使用しました。(集トレ、ベーシック)

 

使い方としては、

 

・必ず一科目ごとに一気にやる(全体の繋がりを意識するため)

 

・全ての肢をテキストと照らし合わせて、ミスした所や気になる所は、テキストの該当ページ数も解説ページに書き込む

 

・そしてCランク論点は一切解かない

 

・3回転以上回して4回転以降からミスした問題やあやふやな論点はミスノートに書き込み、それを繰り返し眺める

 

といった要領でした。

 

さらに管理会計論の1問1答は、ABC,ABMの論点は一切触れませんでした。(H21年以降これらの理論は本試験で出題されていないため)

 

また企業法は条文の確認もある程度やった方が暗記も捗ります。

 

 

 

恐らく短答2ヶ月切ったためアウトプット中心の学習になってくると思います。

 

アウトプット中心の学習はどうしても断片的な知識の確認がメインとなってしまい、論点ごとの繋がりが見えにくく本質的理解がおろそかになりがちです。(いわゆる木をみて森をみず)

 

条文そのままで出る企業法ならそれでもある程度対応は可能です。

 

企業法以外の場合も対応できないわけではないですが、暗記量が格段に増えます。

 

ただ、テキスト読込というのも集中力が低い方にはオススメしません。

 

集中力低い方は問題解いてわからなければテキスト確認してメモるというのが、地道ですが、効果的です。

 

補足

財表、監査はボリュームが多すぎたので1問1答は使用せず、市販の問題集を利用しました。すでに1問1答を使用しているのであれば、そのまま使用すべきですが、参考までにURLを貼っておきます。

ベーシックシリーズ

・ ベーシック問題集 監査論 第8版 (公認会計士 短答式試験対策シリーズ)

ベーシック問題集 財務会計論 理論問題編 第7版 (公認会計士 短答式試験対策シリーズ)

集トレシリーズ

公認会計士試験 短答式 監査論<平成28年版>

公認会計士試験 短答式 財務諸表論<平成28年版>

大原出版

公認会計士試験短答式対策 財務会計論 財表〈2015年版〉

 

では